これは公開していいものかどうか。
迷ったけど、まぁいいかぁということで。
最初にお断りしておきますが、
この加工は完全にメーカー保証外の加工です。
なので、あえて削った寸法等一切記載しません。
個体差があるので、明確な数値なんて出やしません。
やるのであれば、完全自己責任で。
このところ何をしていたかといえば、まぁ、リールの改造ですね。
TwinPower SW 4000 XGに関しては、これでとりあえず全ての工程が終了かなぁといったところで。
TwinPowerとSTELLA、一番の違いは何か?
カーボンノブ? NO
ワンウェイ機構? NO
TwinPowerとSTELLA、一番の違いはフルフローティングシャフトであるか、そうでないかだと思っています。
どーにかこの機構をつけたいのですが、ノーマルSTELLAとTwinPowerでは構造上ポンッとつけることができません。
ルアー用リールでこれが付いているのは、STELLAだけ。
でも、SWの場合取り付けができる余地があります。
そう、ローターナットがSTELLAのものが使えたりします。
このナットに回転受け用ベアリングとカラーが組み合わさって、フルフローティングと相成るわけです。
ということで、手に入れたものが、これ。
左側:TwinPowerのナット
右側:STELLAのナット&ベアリング&カラー(ベアリング内の白い物体)
とはいえ、これをそのまま付け替えるだけってことをすると、こうなります。
1mm程度、ベアリングが飛び出します。
これは、TwinPowerのピニオンギアのネジ山部分の長さが長い為。
他の番手ではどうもそのままつけている方もいられるようですが、4000番は適用外らしいです。
通常はこの長さでセンターシャフトのガイド役を果たすんでしょうが、今回はその長さがアダに。
ちなみにピニオンギアもSTELLAから移植すれば良いじゃないか?と思ったのですが、見事に玉砕。
ワンウェイ機構の構造の違いから、そのまま移植できません。
ステンレス製なんでできれはしたかったのですが・・・・・。
ということで、次に出てくるのがこれ。
左側:TwinPowerのピニオンギア(無加工)
右側:TwinPowerのピニオンギア(加工隅)
「長すぎるなら削れば良いじゃないか」ということで削ってみました。
できうる限り水平に。
気長にこつこつと、削ってつけて具合をみて、の繰り返しです。
削った部分もきちんと処理してあります。
耐水ペーパー2000番まで掛けた後、熱を持たないよう注意して、バフがけ。
内径部分も軽くさらっておきます。
(バリの除去の為)
そして、取り付けた状態がこの通り。
ナットの内側の段差と、ピニオンギアの頭が一致した状態にします。
そして、ベアリングをつけるとこんな感じに。
はい、きっちり面が出ました。
といった形で最終工程しゅうりょ~~♪
これで、晴れて考えてた状態になりました。
回してみた感想ですか?
んーーっと。
メインギアもSTELLAの新品バリアギアなんでまだ重いです(爆笑)
若干ローターの回転ブレが少なくなったかなぁと言ったところでしょうか。
こればかりは、ギアの慣らしが終わらないと明確な差は出てこないかなぁ。
といったところで。
最後にお断りしておきますが、
この加工は完全にメーカー保証外の加工です。
なので、あえて削った寸法等一切記載しません。
個体差があるので、明確な数値なんて出やしません。
やるのであれば、完全自己責任で。
重要なので2度言いました(笑)
そして思うこと。
Vanquishいらなくね?(笑)